前回のpart1のつづきです。夏休み以降から受験までの流れを忘備録として書きたいと思います。
9月~受験まで
12月まで
夏休みが終わり、次に塾で行われたのは「過去問対策」です。
娘の塾では過去問対策として通常授業の中でも扱っていましたが、「志望校別特訓」というものが通常授業とは別枠で行われました。
通常授業とは別・・ということは別途料金も発生します!

6年になると授業数も増えるので塾代も高額になりますが、プラスしてこの別途授業料が加算されるのです。転塾したお陰でもあるのですが、娘が最後にお世話になった塾は料金的にも良心的な塾だったのでそこまでの負担はありませんでしたが、転塾前の塾はこのオプションで発生する授業に合宿もあったので本当に月々痛すぎる出費となりました。
塾での授業は新しい単元はありませんが、総復習として様々な問題を解きます。ここで基礎的なものが身に着いてないとスルスル解けないのです。加えて過去問も扱っての授業もあるので娘はアップアップしている状況でした。
それでも弱音も吐かずにやり切ったのでバカ親ですが「よく頑張った」と思います。
対策として塾と相談して宿題にボリュームを減らしてもらい、基礎的な単元克服に努める方がいいのかと思いましたが、娘の猛烈な反発に遭い結局なす術もなく見守るしかありませんでした。
1月受験と2月併願受験について
1月受験をするかしないかの問題
中学受験と言えば本番は2月ですが、それよりも前に行う受験を前受受験と言われています。
主に地方で行われていることが多くて、2月の本番前に受ける受験を指して前受受験と言われているようです。
我が家の娘もこの1月受験をするのかしないのかで散々迷いました。
なぜなら、1月受験をして受かれば2月の本番で大きな自信になるかもしれない反面、落ちてしまった時のダメージって・・・と思うと恐ろしくてなかなか決断できずにいました。
それでも年末になってもういよいよ決断せねば!となった時に子どもも交えて話し合いをしました。
本人は「受験というものがどうゆうものか知らないから、まずは受験を経験したい」という考えでした。
受験と摸試とはだいぶ雰囲気も形相も違ってくるのでやはり経験するのが先なのかもしれない。でも万が一落ちてしまった時にどうやって支えていけばいいのかもわからないのが本音でしたが1月受験をすることになりました。

1月受験を経験しての感想
1月入って2週目の受験は不合格になりました。時間的に子どもが寝た後で結果を見ることになったのですが、私自身相当な打撃を受けることになりました。
翌日娘は何も語らずに黙って結果を受け入れました。とてもショックだっただろうにと思うともう何も言えませんでしたが、とにかく頑張ったことは絶対に無駄になっていないことと、自分の大事な娘が頑張っているのは素晴らしいことだということを伝えました。
しかし、ここで終わったらいけないとリベンジ受験をすることになりました。
同じ学校を2度受験するのはまたそれはそれでとても悩んだのですが(また落ちた時に立て直しできるのか本当に不安でした)娘もリベンジしたい気持ちも強く、それ以外にもう1校受ける学校を探して受けることになりました。
夫も私も2校ともダメだった場合はどうするのかも考えなくてはいけないよねと話しており、精神的に本当にしんどくて眠りが浅い日が続きました。
我が家の場合は1月は2校受験することにし、うち1校は2回受験したので、合計3回受験をすることになりました。結果残りの2回は合格をもらえたので娘のメンタルも落ちずに2月の受験に臨むことができました。
1月の受験については夏が過ぎたらどうするのか早々に考えておかれた方が個人的にはいいと思います。我が家のように直前でドタバタすると本当に心臓によくないです。。

2月に併願受験について
我が家は本命に学校以外に4校受験することになりました。
塾に通い始めた頃は全く考えもしていなかった併願受験!我が家では1月受験を合わせると7校も受験をする結果となりました!
私立受験は受けるだけでも出費が生じます。
交通も併せると驚愕の出費となりましたが、娘の頑張りに比べれば!とここは夫も奮起しました!
恐るべし中学受験!併願受験のための予備費は必須です!
そして、併願受験とはいえ、その後の進路にも大きく関わってくる可能性がある学校なので慎重に検討し親としてベストを尽くしたかったなと反省しています。
結果は・・
本命の学校には残念ながらご縁はありませんでした。
試験直前の2日間は本当に本当にわが娘ながら感動するくらい頑張っていました。寝る間も惜しむように当日の試験の直前までずっとノートとテキストは肌身離さずで目を通していました。わが子がこんなにも頑張れる子なんだと私自身が感動してしまったくらいでした。
そこまでやり切っても落ちてしまったのか傍から見る限りはもう気持ちが吹っ切れたような様子でした。
そして、問題になったのが進路をどうするか?でした。
当初から我が家は本命校に落ちたら近くの公立の中学に行かせる予定でしたが、本人はどうしても私立に行きたい!と言い出して私達夫婦も何がわが子にとって最善なのかを話し合いました。
その話し合う時間が2月1日から10日までの間で、本命校の合否判定後の2日間で決めなくてはならず、期日が迫る中毎日寝れない日々が続きました。
結果、受かった学校の中で娘が気に入っていた学校へ進学が決まりました。
今でもこれでよかったのかわからないですが、娘が気に入った学校へ進学できたのはよかったのかもしれないと思います。

受験直前で役に立ったと思う3冊!
6年生になって親子で「買ってよかったと参考になった書籍」を紹介します。
「塾技」
入試当日まで娘が持ち歩いていました。一番わかりやすいかもと話しておりました。すべての単元の公式が載っているのでピンポイントで見直すのにとてもよくできていると思います。

中学受験で超絶伸びる! 受かる家庭の習慣
これは本人というより私自身の娘との関わり方で悩んでいた時に手にした本です。
6年生になるとリビングでだらけている姿を見る度イライラしてついガミガミ言っていたのですが、
そんな私が娘と関わっていく上でメンタルを整えるためにとても参考になりました。
中学受験のリアル
入試が差し迫ってきた時にいつも(全落ちしたときには一体どうなるんだろう)という不安が常にあって、本当にどう接したらいいのか悩んでた時に読んだ本です。
入試はその子の人生において一選択の一つにしかすぎないんだということを改めて気づかせてくれる1冊となりました。

まとめ
いかがでしたか?
2月の受験が過ぎて入学先が決まったら、今度は入学手続きに追われ、気が付けばもう2か月経過しています。
今日までが本当に慌ただしく目まぐるしい毎日でした。入試は一瞬で終わった感じですが、それまでの道のりは本当に長く、どの子ども達も本当に必死に一生懸命取り組んできた受験だったと思います。
これから受験を控えている親子さんの不安や心配は、終わってしまうまでずっと付きまといます。そして何より孤独だったりするので、私の経験談が少しでもお役に立てたら幸いです。

(part1)
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