0歳~6歳までの各年齢に沿ったおススメ絵本を紹介していきます。絵本選びの参考になれば幸いです。
我が家で取り入れた体験
5歳になると幼稚園での生活にも慣れてくる頃ですね。
幼稚園で絵本の読み聞かせの時間も定着しているため、家庭でも絵本の時間は黙って絵本に集中することもわかってきているのか、私自身も読み聞かせの時間がとても楽になりました。
幼稚園でお気に入りの絵本を貸し出してくれていたので、本人が自分で好きな絵本を持って帰ってそれを読み聞かせすることも増えてきました。私の知らない絵本も沢山あったりして親子で楽しみながら絵本の読み聞かせをしていました。
絵本を選ぶポイントは?
- 鮮やかな絵が使われている絵本:まだ文字を読むのが苦手なため絵を見てお話しが想像できる絵本などは抵抗なく取り込めそうです。一緒に読むことでひらがなやカタカナの勉強にもなりますね。
- 想像力をはぐくむ絵本:次はどうなるんだろう?次の展開が気になるような「知りたい」「やってみたい」などの好奇心を刺激する絵本を選んであげましょう。絵本に書いてある通りのことを日常の生活の中でできる範囲でしたら実際に試してみるのも面白いと思います。
- 家族愛や友情を扱った絵本:5歳頃になると主人公に共感したり、物語に入り込むことがだんだんとできるようになってくる年ごろ。人との関わり合いによって登場人物が成長するようなストーリーを選ぶと、子どもたちも物語を通じ、さまざまな感情を味わい、体験することができます。
- 季節感のある絵本:絵本を通じて日本の生活風習や季節感を学ぶこともできるので、その季節ならではの行事を扱った絵本もおススメです。その季節に合わせて読んであげたらいいですよね。
おススメ絵本 5選
はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)
著者:筒井 頼 イラスト: 林 明子
1977年発行のロングセラー。お金やお買い物に興味を持ち始めた頃におすすめの定番絵本。小さな女の子の心の動きを鮮やかに描いた絵本です。
(絵本の感想)
娘もちょうど5歳になる頃に我が家に来た本です。おんなじ5歳の女の子のはじめてのお使い冒険のストーリーが娘には刺さったようで読み聞かせの度にいろんな質問をしてきていました。
筒井 頼子(つついよりこ)
林明子とのコンビで「はじめてのおつかい」「あさえとちいさいいもうと」「いもうとのにゅういん」「おでかけのまえに」「おいていかないで」(以上福音館書店刊)などの作品がある。
【その他筒井さんの絵本】
おでかけのまえに (幼児絵本シリーズ)
子どもの気持ちに寄り添う両親の姿をていねいに描きだしています。ごくあたりまえの家庭を舞台にした、ほのぼのとした絵本です。
いもうとのにゅういん (こどものとも傑作集)
あさえが幼稚園から帰ってくると、お母さんはぐったりした妹のあやちゃんを病院につれていくところでした。妹の入院でちょっぴりお姉さんになったあさえの物語です。
【筒井さんインタビュー】
こどもの本って、どこかですごく救ってくれるところがあるでしょう?心がすごく病んでいたりする時にでも、元気をつけてくれるような感じ……。生きることはやっぱり楽しいことなんだっていうことを信じさせてくれるような力って、あるでしょう?
【第1回】筒井頼子さん|(3)子どもたちからの贈りもの|ふくふく本棚|福音館書店公式Webマガジン (fukuinkan.co.jp)
かばんうりのガラゴ
著者:島田 ゆか
ていねいに書き込まれた絵がこの作者の大きな魅力だが、その手腕はこのガラゴシリーズでもいかんなく発揮されています。子どもも大人も読楽しめる一冊です。
(絵本の感想)
親子で大好きな絵本シリーズとなりました。
娘曰くカバンの中からいろんなカバンがでてくる様子が楽しかったようです。大らかな様子のガラゴが私も大好きでした。
島田 ゆか(しまだゆか)
東京デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。
食品のパッケージデザイン、書店アルバイトなどを経てフリーに。カナダ、オンタリオ州在住
【その他島田さんの絵本】
バムとケロのおかいもの
水曜日には,みんなで市場に買い出しにいこう!市場でみんなが買うのは,どんなもの?シリーズで登場するキャラクターがちらほら出没するので、親子で探すのも楽しい絵本です。
ぶーちゃんとおにいちゃん
子供から大人まで幅広く支持されている大人気作家の絵本です。
【島田さんインタビュー】
キャラクターたちも、特に性格づけをしているつもりはないんですけど、絵本の中で色々な事をやらせているうちに、自然に性格が出てくるみたいです。
島田ゆか さん『バムとケロのもりのこや』インタビュー(1/3) | 絵本ナビ (ehonnavi.net)
からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん 7)
著者:加古 里子
パンのページを堪能したら、ぜひ「もう一度からすたちの表情をみて笑ってください」。見ているだけで楽しくなるロングセラー絵本です。
(絵本の感想)
この絵本にでてくる様々な変わり種のパンを親子で探しながら言い合うのが楽しい時間となりました。
様々な個性的な登場人物もまた楽しい絵本です。
加古 里子(かこさとし)
加古さんの絵本は2~3歳のおススメ絵本のご紹介の中でも紹介させていただいているのでこちらをご覧ください。
【加古さんの絵本】
地球 (福音館の科学シリーズ)
地球の中のようすを地表から中心部にわたって描いた、「海」の姉妹作です。
未来のだるまちゃんへ (文春文庫)
『ぐりとぐら』で知られる中川李枝子さんが、かこさんとの知られざる邂逅について綴った文庫解説も必読!
90歳の絵本作家が全ての親子へ贈る、希望の未来のメッセージです。
だるまちゃんシリーズや化学シリーズの絵本は時代を超えてもとても面白く参考になります。
100かいだてのいえ
著者:岩井 俊雄
空まで届くふしぎな家を、のぼって探検しよう! 縦にながい画面が大迫力、いろいろな生きものに会いながら頂上をめざします。
(絵本の感想)
ちょうど数を覚えたい時期だったのでとてもタイムリーな絵本でした。各界の住人の様子を親子で色々話しながら読み進める時間も楽しめました。
岩井 俊雄(いわいとしお)
1985年、筑波大学芸術専門学群在学中に、第17回現代日本美術展大賞を最年少で受賞。その後、国内外の多くの美術展に、観客が参加できるインタラクティブな作品を発表し、注目を集める。テレビ番組『ウゴウゴルーガ』、三鷹の森ジブリ美術館の映像展示『トトロぴょんぴょん』『上昇海流』や、ニンテンドーDSのアートソフト『エレクトロプランクトン』、ヤマハと共同開発した音と光を奏でる楽器『TENORI-ON』なども手がける。
【岩井さんの絵本】
うみの100かいだてのいえ
縦に開いて大迫力の「100かいだてのいえ」シリーズ第3弾!
らくごえほん てんしき
大人になると、しらないことがはずかしいことになるのです。知ったかぶりから生まれる悲劇の喜劇。
思わずふふっと笑ってしまう絵本です。
【岩井さんインタビュー】
でも僕はそういう制約って、結構好きなんです。制約をうまくすり抜けて新しい表現を切り開いていくことに、ある種のカタルシスを感じるんです。
メディアアーティスト 岩井俊雄さん 絵本作家インタビュー(前編)|mi:te[ミーテ] (kumon.ne.jp)
てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)
イラスト:エウゲーニー・M・ラチョフ
翻訳:うちだ りさこ
1951年に旧ソビエト連邦で出版され、日本では1965年に翻訳出版された『てぶくろ』。親子3代で楽しんでくださっている方も多いのではないでしょうか。
(絵本の感想)
娘がというより私がとても好きな絵本でした。どう考えても思いつかないストーリーや、動物たちの譲り合っている様子がとても好きな1冊でした。娘は後日話してくれましたが、この時あまり絵本の意味がよく分かっていなかったそうですが、それでも娘なりに楽しく読んでいたようです。
内田 莉莎子(うちだりさこ)
内田さんの絵本は2~3歳のおススメ絵本のご紹介の中でも紹介させていただいているのでこちらをご覧ください。
【内田さんの絵本】
もぐらとずぼん (世界傑作絵本シリーズ)
青いすてきなズボンを手に入れるまでのもぐらの働きを、コミカルに描きます。自分一人ではできないことも仲間の協力で成し遂げられるとても素敵なお話です。
しずかなおはなし (世界傑作絵本シリーズ)
真夜中の森でおこった静かな静かなお話です。そんな静かな夜の中での事件に最後には「ああ、良かったぁ」と一安心、満ち足りた思いで読んでしまう不思議な魅力の絵本です。
誰もが一度は読んだことがある、今読んでも面白い!そんな童話や物語を翻訳し絵本として日本に広めてくださった方なんだと思うととても感慨深い気持ちになります。
まとめ
0歳から年齢ごとの絵本のご紹介をしてきましたがいかがでしたか?
どの年齢にも言えることですが、急に赤ちゃん絵本を読みだしたり、以前は見向きもしなかった絵本を読みだすことがありますが、これは違う見方でその絵本をよんでいるのかもしれません。
5歳くらいになると就学前に何を準備していったらいいのかなと思ったりされる方は図鑑を検討してもいいと思います。就学前におススメの図鑑については近々ご紹介予定です。
それではまた!
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